みんなのミュージアム 地域デザイン学芸員 子ども大学たんけんミュージアム
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日本地域資源学会 地域デザイン学芸員ライセンス
八王子の宝物を集めてミュージアムをつくろう!

2022年度ゼミナール7月開講の入学生募集スタート
八王子の宝物を集め、みがいてミュージアムをつくろう!

八王子のふるさとの宝物をミュージアムにする課題への挑戦をとおし、地域デザイン学芸員エクスプローラのスキルを習得します。

八王子ミュージアムゼミナールでの学び

講師と受講者がともに知恵を持ち寄り、ふるさとの宝物をミュージアムにする課題に挑戦します。ふるさとの宝物に新しい光をあて、もっと楽しく、誰もが生きるチカラを育むことができるコンテンツにみがきあげる課題に挑戦します。

①まちのふるさとの宝物を集め、記録し、整理します。
②誰もが楽しく、生きるチカラを育むことができる物語に編集します。
③物語化したコンテンツを素材に、ミュージアムブック短編映画を創作します。
 

※八王子の宝物として想定できるテーマ
高尾山の自然と信仰、文化資源
八王子の自然資源(里山、関東山地の丘陵、盆地)
八王子の歴史資源(八王子城、刀、流鏑馬など)
生活風景、農や食にかかわるスタイル、養蚕などの産業遺産
アート、現代の生活スタイルなど

八王子の歴史を生きるを学ぶミュージアムに

中世には北条氏の拠点となった歴史文化を未来にもっと楽しく未来に継承しようというプロジェクトがスタートしています。八王子市民が中心となり、「流鏑馬」や「郷土刀、下原刀を伝える」学びのプログラムは人々のふるさとへの愛情を育んでいます

幸せのおすそわけミュージアムグッズをつくろう

里山の風景がのこる八王子には、時を超えて自然とともに生きる暮らしの知恵がきざみこまれています。八王子の大地にきざみこまれたそれは未来の暮らしのヒントです。八王子の衣食住をテーマに幸せミュージアムを展開したいと思います。

八王子の未来につなげる誇りをつくろう

八王子は、高尾山をいただく豊かな自然文化資源と城下町、宿場町、絹の産業都市として発展をとげました。「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」として日本遺産に指定されています。その宝物を暮らしを豊かにする学びに高めます。

ミュージアムは未来の種をまく
まちに知と学びをふりそそぎ夢を育む

 
 
 

恐竜や絶滅してしまったいきものの骨や化石 
人々を魅了した宝石やダイヤモンド…
レオナルドダビンチが描いた絶世の美女モナリザの絵画…
星を読みながら未来を予測した人々がつくった物語…
ミュージアムとは、たくさんのコレクションや本があり
人々のインスピレーションを刺激し、夢を育む場で
ミュージアムは、文化や産業がうまれるところです。
  • 01
  • 宝物を集める
本には美しい山々があり、命の水があり、恵みの海があります。森や田畑には、木を植え,水をまわした人々のいとなみがきざみこまれています。多様な視点からふるさとを歩き、調べ、まちの宝物を集めます。

いのちの物語 
時を超えた櫻川のサクラ

春の農作業の訪れをおしえてくれる桜は、田の神が来臨する花として、「信仰」「占い」の花とされれ、日本人の物語の起点となってきました。「櫻川のサクラ」は古来から名所とされ、たくさんの物語の起点にとりあげられてきました。
 

世阿弥の「謡曲櫻川」に歌われた「青柳の糸」は、茨城県桜川市の青柳という集落で時を超えいまも継承されています。サクラは自家不和合性という性質があります。種からの発芽では性質が変わってしまうサクラのそれを継承していくたえには、定期的に接木や挿し木を行い、後継樹を育成していく必要があります。桜川市の名もなき生活者は、世阿弥にうたわれた青柳の「糸桜」を未来に継承するために、それに取り組んできました。

おいしいコレクション
大地のアーティスト芸術作品

ケーキよりも甘い糖度40度のさつまいも・・・
ひなまつりに成熟する香り豊かないちご・・・
ポリフェノールのコクと香りが凝縮した黒いピーナッツ・・・

おいしいコレクションは自然の恵みを知り尽くした大地のアーティストが光と風を読みながら、未来予想図を描いて、手間と愛情を注ぎ込んでできあがった芸術作品です。
 地域デザイン学芸員は、名も知れぬアーティストがおいしいに注ぎ込んできた思いと一つひとつのおいしいをうみだすためにみがきあげた知恵と技を集めます。

屋台でこっそり売られていた焼き芋をもっと開放的に楽しめて、家庭で幸せをわかちあえるスイーツにしたいという思いを持った貝塚みゆきさんは、農研機構が開発していた新品種に出あい、夢の扉をあける挑戦をスタートしました。加熱すると糖度38を超え、蜜が出て蜜も出て、しっとり、ねっとりしている「べにはるか」という新しい品種をみがきあげ、しっとり感と甘さのバランスが最高で、冷めてももっとおいしくなる「紅天使」という商品を完成させました。
 

  • 02
  • 物語化して共有する

物語化とは
興味関心を育めるようにドラマにする

素晴らしい宝物を集めても、それが人に届き、心を動かすものでなければ、紙くずになってしまいます。宝物をもっと多くの人々に伝え、共感してもらうためには、情報を整理、編集し、物語化する必要があります。

物語は
生きるチカラをみがいて未来をつくる

オデッセイア、史記、聖書がまさにそうです。成功者は、生きるための哲学、人々を幸せにする哲学をふまえた物語づくりからコトを起しています。
私たちの祖先は、世代や階層を超え、全国各地からあまねく、ひろく、自然に美をみいだし、ひろい心を持ち、ありのままに生きている人々の思いやほとばしる情熱を一つひとつ丹念にひろい集め、それらを未来につなぐ物語づくりに取り組んできました。
物語プロジェクトを起動することにより、いま生きている人々の暮らしのカタチと未来への思いを収集することが可能になります。私たちは、物語を糸口に、「生きるとは何か」「幸せとは何か」「国とは何か」という問いに対して生活に根ざした解決策を発見していいます。
 

  • 03
  • ミュージアムをつくる
集めて、物語化した宝物をミュージアムにします。
画像やイラストを中心に物語に編集したマイブック、横60cm、縦30cm、奥行き30cmで世界観をつくるコレクションボックス、短編映画などにしてあらゆる人が楽しく学べるコンテンツにします。
我が家に持ち帰り、人々の暮らしを豊かにするミュージアムグッズにします。

絵本にしてプレゼンする

 

コレクションをアートにする

ミュージアムグッズにする

コレクションボックをつくる

ゼミナール概要

■実施日時と会場
・開催日時:2022年7月6日(水)〜12月28(水)
・毎週水曜日の13:30-15:30 全20回
■会 場:八王子市内
・講義演習は、対面とオンデマンドで実施します。
・いつでも、どこでも自由なスタイルで学べます。
■講 師   日本地域資源学会会長 塚原 正彦ほか日本地域資源学会講師陣
 

ゼミナールの内容

  
講座001  みんなで八王子の宝物を集めて記録しよう
■趣旨
八王子のまちなかには、自然、歴史、文化、芸術などの地域文化資源がたくさんあります。美しい景色やとびきりおいしい物語、人々の笑顔など幸せのヒントを教えてくれる宝物もまだまだたくさんあります。受講者の知恵や経験を持ち寄り、八王子の宝物を集めるプロジェクトに挑戦し、集めた宝物をみがいて、マイミュージアムをつくるプロジェクトを実践します。
 
■スキルとチカラ
①歩く、みる、きく、記録する(=地域文化資源調査)基本スキルが習得できます。
②カメラの使い方、画像の整理とパソコンソを使った記録処理が習得できます。
③デジタルコミュニケーションスキルが習得できます。
④地域文化資源をデジタルアーカイブをするための基本スキルを習得します。 
⑤地域文化資源の目利きするチカラを育みます。 
 
■シラバス
5 講義内容
第1章 ミュージアムと未来
001:みんなのミュージアムと地域デザイン学芸員の役割
002:ふるさとの宝物に未来がみえる
003:ミュージアムから未来をデザインする
004:世界のミュージアムとふるさとのミュージアム
 
第2章 八王子の宝物を集めてみよう
005:未来のまなざしから八王子の宝物を考える
006:宝物を集める調査の方法(歩く・みる・聞く・記録する)
007:宝物を記録する
 
第3章 八王子の宝物を整理する
008:集めた宝物をまとめる(デジタルアーカイブ)
009:八王子の宝物を共有する(デジタルコミュニケーション)
010:プレゼンテーションとキャリアカルテの記録
 
講座002 八王子の 宝物を物語化して世界とつながる   
■趣旨
素晴らしい宝物を集めても、それが人に届き、心を動かすものでなければ、紙くずになってしまいます。宝物をもっと多くの人々に伝え、共感してもらうためには、情報を整理、編集し、物語化する必要があります。この講座では、八王子の魅力を世界に伝えるプロモーションコンテンツを制作する課題を設定します。
 
■得られるスキルとチカラ
①集めてきた宝物を物語化するためのアプローチを習得します。
②展示パネル、リーフレット、絵本、動画、ホームページなどを製作する基本スキルを習得します。
③文字情報、画像、音声をくみあわせたデジタルコミュニケーションの基本スキルを習得します。
④プレスリリースを作成したり、販促ツールを自分で制作できるようにします。
⑤SNSを活用し、コミュニケーション戦略を企画できるようにします。
 
■シラバス
第1章 コミュニケーションと物語化の魅力を理解する
001:人に気づいてもらうアプローチ コミュニケーションデザインとは
002:人をひきつける物語とそのデザインを習得する
003:デジタルコミュニケーションの活用を学ぶ
 
第2章 ふるさとの宝物を物語化する
004:八王子の宝物を編集して物語にしてみる
005:物語を本、映像、ミュージアムにする
006:物語を共有し編集する
007:ミュージアムコンテンツをつくるシナリオ
 
第3章 ミュージアムブックを制作しプレゼンする
008:ミュージアムブックを制作するデザイン基礎
009:ミュージアムブックを試作する
010:ミュージアムブックをプレゼンする 
 

受講料

地域登録料デザインライセンス登録料:10000円  
授業料:1科目:10000円で2科目実施で合計40000円

 
 問い合わせはこちら 
地域デザイン学芸員のライセンス所持者は、
①日本地域資源学会が監修する「みんなのミュージアム」で学びの成果を展示プレゼンテーションできます
②子ども大学たんけんミュージアムの講師として活動することができます。

 

講師代表略歴

日本地域資源学会会長  

専門は地域資源学、ミュージアム未来学、社会デザイン
学習院大学で香山健一のもとで未来学と社会デザインと出あう。田中芳男が創設した国立科学博物館に在職中、ミュージアム・マネジメントなど新事業にたずさわる。
その過程で、ミュージアムと社会、そして未来を結ぶ新しい社会デザインを構想するための「ミュージアム未来学」のアプローチに気づく。自ら構想した社会デザインを実現するための、日本で唯一の博物館学博物館を持つ常磐大学コミュニティ振興学部の創設に参画し、現在に至る。学習院女子大学、清泉女子大学で未来志向のミュージアムや観光などの講座を持ち、日本地域資源学会を拠点に、全国各地で、ミュージアムメソッドを活用した楽習コンテンツの開発と実践ジャパン・コンテンツ(=地球上のあらゆる人々に未来のヒントを与え、学びを豊かにしてくれる日本の宝物)を発見し、地域固有の資源を活用した未来構想や文化・産業の創造、人づくりをテーマの社会デザインに挑戦している。
 
主な著書
「みんなのミュージアム」日本地域社会研究所
「世界の図書館:夢を育む知のミュージアム」日本地域資源研究所
「ふるさと遺産―地域固有の自然・歴史・文化を見直す」日本地域社会研究所
「ミュージアム集客・経営戦略」日本地域社会研究所
「ミュージアム国富論」日本地域社会研究所
「地域文化資本の時代」地域経営研究所
「学校は自殺する」教育開発研究所
 
主なミュージアムプロジェクト
ふるさとの宝物を学ぶ絵本「なめかたのクニたんけん風土記」(行方市)
ゴミと環境を学ぶミュージアム  「エコフロンティアかさまの展示学習施設」
創造力を育む地球大冒険展示「水がつくった世界遺産」(国立科学博物館) 
知る・食べる・学ぶ図書館「おいしいミュージアム」
 

ミュージアム教育
エコフロンティア笠間飛び出絵本